青年会議所は、自由な社会と経済発展を実現し、新しい社会をリードするにふさわしい人材育成を目的として、1915年にアメリカ合衆国セントルイスに生まれた小さな青年活動グループから始まりました。
その活動は次第に拡大していき、1944年にはアメリカ、コスタリカ、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、メキシコ、ニカラグア、パナマの8カ国によって国際青年会議所(JCI)が発足、日本も1951年にJCIに加盟しました。函館青年会議所は、日本で4番目に設立された青年会議所で、日本青年会議所の創立にも加わりました。「明るい豊かな社会」の実現を同じ理想とし、次代の担い手たる責任感を持った指導者たらんとする青年の団体です。
現在、青年会議所は『修練』・『奉仕』・『友情』を信条として、それぞれの地域で活動しています。青年会議所の事業目標は“社会と人間の開発”であり、その具体的事業として、我々は市民社会の一員として市民との共感を求め、社会開発計画による日常活動を展開し、「自由」を基盤とした民主的集団指導能力の開発を押し進めています。さらに日本の独立と民主主義を守り、自由経済体制の確立による豊かな社会を創り出すため、市民と共に進む団体、それが青年会議所です。
青年期のトレーニングと実践経験の磨かれた人材を育てます。青年は、人種・国箱・性別・職業・宗教の別なく、自由な個人の意思によりその居住する各地域の青年会議所に入会できますが、20歳から40歳までという年齢制限を設けています。これは青年会議所が、青年の情熱を集結し社会に貢献することを目的に組織された団体だからです。会員は、満40歳に達した翌年には卒業することになっています。この年齢制限は青年会議所最大の特性であり、常に組織を若々しく保ち、果敢な行動力の源泉となっています。
各地青年会議所の理事長をはじめ、すべての役割は1年間に限られています。青年会議所は一人ひとりの会員が優れたリーダーシップを持つ社会人となるためのトレーニングも行う団体ですから、1年ごとにさまざまな役割を経験することで、会員は豊富な実践経験を積むことができ、自己修練の成果を個々の活動に活かしていけます。